2010年1月22日発売
「マダム・ヴィオレ~紫の薔薇~/粉雪のひと」
PHPR-1001
¥1,200(税込)

1. マダム・ヴィオレ~紫の薔薇~
2. 粉雪のひと
3. マダム・ヴィオレ~紫の薔薇~(オリジナルカラオケ)
4. 粉雪のひと(オリジナルカラオケ)
レーベル:プロミネンス・ハーツ
企画・製作:株式会社プロミネンス・ハーツ プロダクション
発売元:株式会社アスタエンタテインメント
販売元:株式会社アメイジングD.C.
田渕 純『夜をまきもどせ』

これが未来の流行歌!アーバン・ムード歌謡の貴公子、衝撃のデビュー盤!
BQGS-16 ¥1500(税込)
2007年9月8日全国発売 発売:ボルテイジ・レコード 販売:ウルトラ・ヴァイヴ
「田渕 純」は、ムード歌謡の創始グループ「和田 弘とマヒナスターズ」の最年少かつ最後の歌手としてデビュー。和田弘が永眠した04年からはソロになり、低音の美声とファンタジックなキャラクターで人気上昇中だ。
タイトル曲「夜をまきもどせ」は本人も出演している同名映画(岸野雄一監督)の主題歌。大衆音楽の50年間を圧縮させ未来を予感させるような斬新なサウンドと、心に深くしみるメロディに情念の世界をみごとに描いた未曾有の名曲。リリース前からクラブ・ヒットし、アンダーグラウンド・シーンを震撼させている。
そのほか、スチール・ギターが女の哀愁を誘うムード歌謡の王道「うなじ」、アシッド感覚に満ちたジャックスのカバー「からっぽの世界」なども収録した驚異のデビュー・ミニ・アルバム。
曲目
1ごあいさつ 2夜をまきもどせ(同名映画主題歌) 3星空(夜の詩集1) 4うなじ
5純愛(夜の詩集2) 6からっぽの世界 7ごあいさつ 8夜をまきもどせ(デモ2006)
9夜をまきもどせ(アカペラ) 10夜をまきもどせ(カラオケ) 11うなじ(カラオケ)
田渕 純『夜をまきもどせ』推薦の言葉
*ザ50回転ズ・ダニー
ついに出たか、大東京砂漠に咲いた一輪の花、田渕純。このレコードが一体どれだけの人の元に届くかはまったくの未知数だが、皆が右向きゃあたしも右へ、なんつうふざけた昨今の世の中に、ウフンと一発吐息をカマしてくれることは間違いない。
一度耳にしてしまった君、後悔してももう遅い。現実は巻き戻せないんだ。君を待っているのはシットリと湿り気を帯びた、底無しに深い田渕純の世界だぜ。
*ザ50回転ズ・ドリー
私はこれから監獄へ~♪ ついに出た!今やムード歌謡好きのみならず、日本を虜にする貴公子!田渕純!抜群の歌唱力と哀愁、色気で夜のゴールデン街へあなたを誘う事、間違いなしの一枚! 兄貴!今宵もあの夜を巻きもどしておくれよ!
*渚ようこ
突如現れた謎の歌手、田渕純。気づいたら、あちこち流してた。ステージ上で足元もおぼつかない感じでふらついていて頼りないが、歌はとにかく素晴らしい。浮世ばなれしていて、酒癖が悪く、新宿の路地裏では泥酔した彼の頭に雪がふりつもっていたことがあったらしい。
だけど、彼には歌があり、とにかく、彼のCDが世に出ることになった。よかったね。おめでとう。 彼には、「夜をまきもどせ」の歌詞の中にある、「愛と憎しみのブルース歌い」というフレーズがぴったりだと思う。虚構で彩られた世界を彼は、薄気味悪いビブラートで歌う。あなたを殺して私も死ぬ。情念の果てに堕ちていく。
しかし、女は(男かも)独り、監獄へ。愛と憎しみのブルース歌い‥この「憎しみの」というところの冷淡さがいい。だからといって、彼がふだん、何かをひたすら憎んでいるというわけでもないし、むしろ、誰をも心の底から憎んだりしたことも多分ないだろう。彼の歌っているときのあの目を見れば、彼が何にも考えてはいないことがわかる。
彼にとっては全部「からっぽの世界」なのだから。
何を考えているのか、どこを見つめているのか、刺し違えようが、監獄へ入ろうが、彼には関係ないのだ。ただ歌うだけ。そして「まきもどせるならまきもどした~い」と、かすかにシャウトしたかのような瞬間に、さまよえる歌謡曲の亡霊のような彼が、フランク永井でもなく、 水原弘でもなく、「田渕純」という名前の歌手に変わることができるのかも知れない。
* 湯浅 学
歌謡曲は心が広い。歌謡曲は弱さと強さの両方に寛大だ。歌謡曲は美しく醜い。
歌謡曲は知性や理性を情動で丸め込んで頭撫でてふにゃふにゃにするが、後悔を忘れさせる。物事には優先順位などない。田渕純の歌を聴いているとそういう思いがこみ上げて来る。満腹なのにカツカレーを大盛りで喰いたくなる。
酒に酔って駅のホームから転落し駅員に救い出してもらった帰り道、まだ生きていたことに感謝して立ち寄った焼き鳥屋で冷酒コップで6杯にレバー5本ハツ4本、腹におさめて、25メートル歩いてもう一軒、寄ったスナックこぶし。
田渕純の歌はその時に聴こえてくる。その先が幻の香漂う闇である、と。 まぬけ美とは魔の首、あるいは魔の化媚である。それを田渕純は伝えてしまう。甘いからといって甘く見てはいけない、と夜の深さを知る者は思うのだが、田渕純は意図を越えた宿命を歌に練り込む術を天から授かっている。
無意識が巨大な暗雲の中にある歌謡妖怪である。こんな男が生きていることを感謝する。

